純石けんで髪を洗う、そして整髪。
 
液体のシャンプーに慣れていたので、固形石鹸で髪を洗うのは、なんだかオジさん臭いと思っておりました。が、慣れると石けん洗髪って何とも言えない充実感があるんですよ。

ゆっくり頭皮をマッサージして血行を良くし、ごつごつとしたシャンプーバーを握り、お上品に手のひらで泡立ててから、泡ぷくで洗うもよし。豪快に石けんを頭に擦り付けてもマッサージするも良し。(ちなみに私は後者派。)

石けんシャンプーを始めてから最初の2−3週間くらいは、毛髪のゴワゴワ感、頭皮のかゆみ、フケを経験される方も有ります。これは、頭皮に蓄積された合成洗剤の『解毒期間』と言われています。この解毒期間を過ぎるとコシと弾力が溢れる本来の毛髪と健康な頭皮が復元します。

市販のシャンプーから純せっけんに移行する際、リンスの見直しも大切なポイントとなります。純石けんは弱アルカリ性ですので、シャンプー後アルカリ性になった髪や頭皮を酸性の液体で中和してあげましょう。液体はお好みの酢や果汁(レモン、オレンジ等)などで結構です。浴用バケツ1杯の湯を酢や果汁約50ccほどで割ります。バケツに頭を浸し、頭皮をよくマッサージしてください。髪と髪の間で指通りが軽くなってきます。リンス酢後は、お湯でよくすすいでください。髪が乾ききると、酢の匂いは消えてしまいます。私は旅行中等は、現地の酸性果実(ライム、オレンジ、レモン等)を購入し、リン酢を楽しんでいます♪

せっかく、シャンプーを健康な純石けんにするんですから、整髪料だって自然の恵みをいただこうではありませんか。化学薬品がたっぷりな市販のムースやワックスの使用は、健康な毛髪や頭皮の維持、育成に大きな負担になります。

やはり日本人の黒髪には、椿油でしょうか。手のひらに10円玉大ほどの椿油を垂らし、髪全体に伸ばすと、何とも言えない美しい艶を演出してくれます。椿油は、保湿効果も抜群ですから、少量でしっかりと整髪効果を発揮してくれる優れものです。最近では、スーパーや薬屋さんで、良質な椿油が小瓶に入って売られています。すぼらな私は、椿油が切れると、キッチンのオリーブオイルを手の平にひと垂らし拝借し、髪にそのまま塗ってしまう事もあります。オリーブオイル、スウィートアーモンドオイル、米ぬかオイル、アボガドオイル、グレープシードオイル♪キッチンで愛用しているオイルを、その日の体調や髪質等によって使い分ける楽しみは、この上ありません。

Lave  Herbal Body Care practice Turn your face to the sun and the shadows fall behind you Maori Proverb